ネコトスム（猫と住む家）

1年に1冊本を読むかどうかという私ですが今月2冊目です。奇跡です。ピースの又吉くんが芥川賞.....買うかな（笑）ネームバリューに弱い私です。

実際のところ、ビジネス的要素が強い本や、ドキュメンタリー系、軽い自己啓発系ぐらいしか読まないのですが今回はわゆる物語的な内容の本。「悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと」


結論から言うと帯にヤラれた！って感想です。

「電車の中では読まないでください。ラスト30ページ、衝撃の結末に号泣しました。」「この物語はすごい！読んだ人の9割が涙した...」


え～号泣はしませんでした（笑）ジワっと胸が多少熱くなりますが。猫飼いとしての視点で読むとちょっとズレが生じるような気がします。

この手の物語系の本をほぼ読んでこなかった私にしてはスラスラ読めたんですが、言葉のチョイスがなんかしっくりこなかったんですよね。だから小さな感動止まりだったのかもしれません。


私の読解力の無さは否めませんが（苦笑）ちょっと色々な事がデキ過ぎてるような印象。「おいおい、そりゃ～無理やりじゃね？」みたいな感じです。

後半冒頭でなんとなくオチがわかっちゃったし。

ただ、新鮮でしたね。物語を読むのは。活字離れが言われ随分経ちますし、本が売れない時代になって、あえて本を買うこの時代に逆行する私の無意識のスタンス。自分で言うのもなんですが悪くない。ちょっとお金かかるけど。

音楽でも本でもテレビでも、感じ方は個々それぞれですが、それがいいんじゃないですかね？　この本的に言わせれば「物事に対して感じる」事が幸せなのかも。

違うかっ！？